第14回 緩速ろ過/生物浄化法セミナー in 秩父 開催報告
恒例となっている緩速ろ過/生物浄化法セミナーを10月10~11日に埼玉県秩父市にて開催しました。
開催概要(プログラム)はこちらをご覧ください。
1日目は基調講演・特別講演として、埼玉県様、秩父広域市町村圏組合水道局様からご講演いただきました。そのあとは、水道大変時代に向けたCWSCの取組方針と緩速ろ過/生物浄化法の最近について当NPO理事から報告させていただき、続けて岩手県花巻市小又水源における緩速ろ過/生物浄化法適用実証実験の報告と導入となった水道事業の概要や経緯について岩手中部水道企業団様と株式会社トーケミ様からご講演いただきました。
その後のQ&Aでは、飛び入り参加の方にもご発言いただくなど、活発な議論が行われました。
情報交換会は、秩父神社の参集殿にて開催され、その後も熱気のこもった長い2次会へと続く緩速ろ過/生物浄化法談義の意見交換の場となりました。
2 日目は、緩速ろ過/生物浄化法技術講習として、岡山県津山市での小規模水道(法規制の外側)モデルの立ち上げから近況についての報告と、緩速ろ過/生物浄化法の計画・設計・維持管理として最新の知見なども含めた解説を行い、意見交換会では事前質問票で集めた参加者からの質問について対策案の解説により、緩速ろ過/生物浄化法のへの理解を高めました。
昼食は「花見の里」にてそば畑を眺めながらおいしい新そばを堪能し、その後、水資源機構の浦山ダムと、秩父市広域市町村圏水道局の橋立浄水場を見学し、秩父の水源と浄水処理への理解を深めました。
1日目、2日目とも密度の高い講演と意見交換が行われ、セミナーとしては成功だったと思います。
お忙しい中、また台風到来の直前にもかかわらずご参加くださった皆様、また協力くださった皆様に心よりお礼を申し上げます。
なお、本セミナーの様子が「水道産業新聞」11月25日版に掲載されましたので、以下にご紹介します。
令和2(2020)年度の第15回緩速ろ過/生物浄化法セミナーは、沖縄本島(那覇および糸満市)にて、2日間にわたる行程で11月に開催予定です。(本土から飛行機にて当日到着可能な時間帯に開始予定)
詳細が決定次第、こちらにアップしてまいりますので、島しょ部での緩速ろ過や水道環境に興味をお持ちの方はぜひご参加をご検討いただけますと幸いです。